余命は延びるのか2010/01/28 20:37

年配者のガンの場合、若年者より進行が遅く、医師が宣言した余命よりも長く生きれる事があるそうだ。

母が少しでも長生きしてくれればいいと思う。

たが、痛みを伴う場合、苦しみも長く続く事になる…。

いかんなあ。不確かな情報だけで、あれこれ考えてしまう。

死について色々考える2010/01/27 22:13

母の入院が切っ掛けというわけではないが、人が死ぬ事に対して色々考えてしまう。

どうも根っからの理系のためか、人の生死に対して、俯瞰的に見てしまう癖がある。masamasa自身もそれこそ生まれたときから病弱で、両親にはいっぱい心配を掛けたが、意外と本人は自身の死に対してもまるで他人事のように見てしまっていた。

人はいつか死ぬのだ。
この病の苦しみから逃れるられる一つの方法だ。
生き続ける事が苦しみしかないなら、前向きに死ぬのも良いのかも知れない。

病気の発作が出て息も絶え絶えの中、色々と考えを巡らせていた。ある意味死に対して、憧憬を持っている。
ただ、大正生まれの祖母の教育で、「親より先に死ぬのは最大の親不孝」という思想が植え付けられおり、病弱だろうが苦しかろうが、なんであっても親を残して死にたくない、という思いが強い。

幸か不幸か、今まであまり家族の死を経験していない。同じ母屋で寝食を共にした「家族」の中では、祖母の死のみである。祖母もガンだったが、日本人女性の平均寿命からすると、大分早かったように思う。

母は祖母が亡くなったときの年齢よりは歳を取っているが、それでもまだ若いと思う。
そうは言っても、母が私より先に逝くのは、順当なのだろう。

タダ、そんな事を意外と冷静に考えている自分自身が、なんというか「ちょっとオカシイのではないか」とふと思ってしまう。どこかに感情を置き忘れてしまっているのか、それともまだ母が死ぬという事を実感できていないのだろうか。

母が嫌いなわけではない。
母と仲が悪いわけでもない。
もちろん死んで欲しいわけでもない。
でも、どこかで「ついにこんな日が来たか」と単純に受け入れてしまう自分がいる。

あとは、死にゆく母のために、子供として何が出来るか、何をなすべきか…。そんな事を考えてしまう。

母、余命3ヶ月…2010/01/26 21:45

実家の父から携帯電話を通して母が入院する事と同時に告げられた言葉。

頭の中が真っ白…。

病名はガン。
父は母に病名を告知するかどうかを相談するために電話してきた。

自分の事なら告知して欲しいと思うが、母にそうすべきかどうかは、正直迷っている。その場では結論は出なかった。

仕事を終え、帰宅してから電話をすると本人の声を聴く事が出来た。母はまだ病名を知らない。だが、どこかでそう言った予感があるのかも知れない。

とにかく入院の際に近親者に医師からよく説明を聞いてくれるようにお願いをした。