悲しみよりも…2010/10/02 19:06

通夜、告別式を通して、自分でも意外だったのは、「悲しい」という感情があまりわいてこなかったこと。

まあ、8ヶ月もの間、ずっと覚悟してきたことだからかも知れない。寧ろ、美しく死に化粧をされた母の穏やかな顔を見て、安堵してしまった。

火葬場で母を見送ったあと、新幹線に乗り、こっちに戻って来た。
1日には出社して、弔電をくださった方などにお礼を言い、これまでの経緯を話したりした。8ヶ月もがんばった、ということを話すとき、じわじわと悲しみがわいてくるのは何故だろう…。通夜や告別式ではあまり感じなかったのに…。

今は、「寂しい」って感情が大半。もう実家に帰っても、母はいない…。父母など、自分よりも年長のものが、自分よりも先に逝くのは、ある意味仕方がないが、今までいた人がこの世のどこを探してもいないというのは、やはり寂しいもんです。

家族葬のため…2010/10/02 18:53

葬儀は故人と喪主の意向で、「家族葬」。香典はお断りさせて頂いたのだが、そこは会社勤めの身。
職場関係、組合関係から色々気を遣って頂いたし、個人的に香典を持ってきてくださる人もいたんやけど、丁重にお断り。

ホテルを取って、新幹線で帰省。チェックイン後、喪服に着替え、通夜の読経が終わった頃に式場に入った。

身内のほかに、ご近所さん家族もいたが、基本的に極々近しい人にしか知らせていないので、こぢんまりとした集まりだった。だが、その分、良い通夜だったと思う。

masamasaの仕事としては、頂いた弔電の順番を決定すること。会社関係などから7,8通ほどすでに届いていた。まあ、組合つながりだろうが、現役の某大臣から弔電が来ていたのは、正直驚いたが…。

翌日の告別式も基本的に身内のみ。どこから聞きつけたのか、母の友人やら某国会議員の秘書やらが弔問して頂いたが、本当にこじんまりとしたものだった。

9月28日、母逝去2010/10/02 18:45

2月の余命4ヶ月宣言からがんばっていた母が9月28日未明に亡くなった。
28日朝の段階では、29日が通夜、30日が告別式というざっくりな予定しか判らず、そのまま出社。上長に事情を説明しているとさらに連絡が入り、29日の夕方に通夜、30日の朝に告別式とより詳細な時間が決定。

周りはこの段階で、「早く帰ったら…」といってくれたが、色々と仕事が立て込んでたんで、29日も出社した。
周りは結構驚いていたようだが、本人としては2月の段階から覚悟していた話なので、比較的落ち着いて帰省の段取りとなった。

母、再入院…2010/05/07 20:03

父親からメールで母が再入院したことを知らせてきた。
返信で、「病状おしえて」と出すと、病名が送られてきた。

病名なんぞ端から判っとるわい。再入院の経緯が知りたいんじゃい、と心で叫びつつ、会社の休憩時間に電話をした。

かなりしんどいらしいが、とりあえず抗がん治療は功を奏しているようや。

ところが、電話で叔母も入院したと言うことを聞いた。
寝耳に水である。

ここ1ヶ月以上、実家と連絡取っていなかったんやが、たまには連絡してこいとのお小言。そりゃお互い様やろうと思いつつも、口には出さず。

あーー、なんだかなぁ。

退院したらしい…、でも家族崩壊…2010/04/16 19:50

だいぶ間が開いた。

この間、父から余命3ヶ月宣言された母が退院したらしい、ということを聞いた。
らしい…、と言うとどうにも歯切れが悪いが、本当に「らしい」らしい。
父からは最初短いメールで知らせが入ったが、その後電話でも話した。どうも父自信も、母の友人から退院することを知ったらしい…。つまり、母は退院することを父に告げず、また実家に戻るのではなく、妹の家に行くことにしたようだ…。

まあ、原因はわかっている。
孫のことで夫婦間はもめており、そのことで父はあまりに子供っぽい行動を取った。はっきり言えば、拗ねたのだ。その父のあまりの拗ねりっぷりに長年連れ添った母もどうにもあきれたらしい。

老年夫婦に修復不可能なほどの亀裂が入ったんやと思う。
また、父の拗ねっぷりによりmasamasaと父の間にも亀裂が入り、元々亀裂の入っていた妹の家に行く母にとってもmasamasaとの間に亀裂が入ったようだ。このあたりは妹の何らかの情報操作があるかもしれへんが、それは大きな問題ではない。

つまり母から退院に関してmasamasaにも何の連絡も無いんよね、これが。
抗がん治療が効いて、余命3ヶ月から延命しているようだが、その後の動向は良く判らない。父とも連絡を取っていない。

もう、「家族」と呼べる関係ではないらしい。まあ、少しでも長生きしてくれれば、それでええよ。

しかし、遺産を巡って家族がばらばらになるようなドラマならいざ知らず、金持ちでも何でもないのに、このていたらく。

壊れるときは、壊れるんやなぁ。