masamasa-cafe blog

ずいぶん日があいたなぁ。まぁいいや。
最近基本的には電子書籍を買っていて、KindleとDMMをiPadなどで使用している。
さて、このDMMの電子書籍を閲覧するiPad/iPhoneのアプリがDMM Booksなんやけど、すこぶる評判が悪い。というのも、masamasa自身も経験したんやけど、「閲覧認証に失敗しました。再度ログインし直して下さい」ってメーセージが出て、DLに失敗。DLに失敗したコンテンツは、その後どうやっても再DLで同じ失敗を繰り返し、早い話が閲覧できない。再度DMM Booksをインストールし直して、全コンテンツをダウンロードし直すしか方法がないわけだ。

2014/4/15 現在、DMMからDLした容量は64.7GB(使ったお金は10万、20万ではすまない・・・)、再インストール回数5回、のべDL時間17時間オーバーと言う実績から、色々経験を積んだノウハウをメモっとこうと思う。

App StoreのDMM Booksのレビューにもありますが、問題は同時に複数の認証を通せないというDMM側の認証処理と、過分に推測にはなりますが、削除したコンテンツを再DLする際のキャッシングの整合性チェックと思われます。

1.DMMでコンテンツを買うとき
iPad: DMM Booksは完全に終了しておく。
(ホームボタンをダブルクリックし、DMM Booksが起動されていたら、上にスワイプして終了しておく)
Mac/PCなどでDMMに行き、コンテンツを購入。この際支払いの時にログインする必要がある。コンテンツを購入したら必ずログアウトする。

2.同期の取り方
Mac/PC:DMMにログインしてはならない。
iPad:
① DMM Booksが完全に終了している状態で、DMM Booksを起動する。このときDMM.comと大きく表示されるはず。起動するとコンテンツの一覧が表示される。
② ①の直後に同期を行うと、十中八九失敗するので、一旦ホームボタンを押すなどして、DMM Booksを起動する前の画面まで戻る。
③ 再度DMM Booksを起動する。このあと同期処理をすると、大体成功する。
④ スクロールして新規に購入したコンテンツを取り替えずリスト上で確認する。この際サムネイルが作成されるのを確認する。

3.DLの方法
Mac/PC: DMMにログインしてはならない。
iPad:
DMM Booksでは、半透明の新規コンテンツのアイコンをタップするとDLが開始される。同時にDL出来るのは3つまでだが、タップする回数には3つ以上で、前のDLが終われば次のDLが始まる。この時、以下の事に気をつける。
①複数DLを実施する場合、2つ以上のDLが同時に「終了」する組み合わせをしてはならない。つまり、同時にDLをしても良いが、同じタイミングで終了する事が無いようにする。
おそらくDLが完了するタイミングで「認証」が走るためで、同時に2つ以上の認証を発生させないようにするのが重要。

ただし①を気をつけても別の理由により失敗する可能性はある。
たとえば、ネットワークの不調やサーバー側の不具合により「認証」が失敗した場合は、再インストールからやり直すしかない状態になる。

結局、そのコンテンツの一発目のDLに失敗したら、ダメという事。
出来るだけネットワークエラーなどがない状況で、一つずつ確実にDLするのが、一番という事です。

先の記事で、DL時に取り敢えずトラブルが少ないであろうノウハウを書いた。問題の根幹は、複数の認証が出来ないというDMM側のアーキテクチャであるのは間違いない。
ただ、普通に考えると一発目に失敗したからと言って、再DLでも必ず同じ失敗を繰り返し、結局アプリの再インストールを行うしか方法がない、というのは頂けないし、ちょっと変だ。

このような事が起こるって言う仕組みを想像してみたい。
これは、masamasaの過分な推測があるので、このことをDMMに問い合わせるのはやめておいてね。念のため。

複数の認証ができない、というのはおそらくログイン処理で1つのIDに対して排他処理をしているためだと思われる。これ自体は別にどうという事はないが、DLしたコンテンツ1つ1つに、閲覧に必要な何らかの情報を埋め込ではないかと推測する。
問題は、この何らかの情報を取得するのを失敗した場合のリカバーが出来ない事。
DMMに問い合わせると、一旦コンテンツを削除して、本棚に戻すをし、再DLして下さい、といわれたが、この再DLの時に再度新規にDLするのではなく、DLの失敗したコンテンツがDLされるのではないか、と推測します。つまり認証成否を確認せずに、端末ごとにDLされたコンテンツを管理しているのではないかと。
端末で削除されたタイミングで、削除したファイルそのものをサーバ側でキャッシングしている、って言うのが一番考えられます。つまり、端末側で削除されるファイルは、必ず認証が成功しているファイルである、と言う想定ですね。

上記の推測が当たっているなら、再DLの仕掛けを変更(キャッシングされているファイルが、正しく認証を通ったかどうかをチェックし、されていなければ新規DL、されていればキャッシュされていファイルをDLさせる)するだけで、解決するはずです。

まあ、システム開発者として考えるなら、認証に失敗したファイルが発生するはずがない、と言う想定が間違っています。

さて、masamasaの推測が当たっているかどうかは分かりませんが、このDMM Booksの致命的なバグに対するDMMの対応を考えてみたいと思います。

App Storeのレビューをみると、このバグの遭遇した人はそれはまあ怒り心頭って感じです。結構な数の人がこのバグに関してレビューをしています。
にもかかわらず、DMM側はいっこうにこのバグに対して、具体的な対策をとっているような気はしません。
はっきり言って、アメリカや中国なら集団訴訟ものです。最終的には和解に至ると思われますが、幾ばくかのクーポンでも付けないと原告側の溜飲は下がらないようなケースです。日本だと消費者庁あたりに相談すべきなんですかね。

DMMの仕組みとして、まずコンテンツを見るために先にお金払ったユーザーからすれば、買ったものが閲覧できないっていうのは、耐えがたい経験です。再インストールして下さいって言うのも、はっきり言って責任放棄のように思います(masamasaの場合、最短で7時間ぐらい掛かりますし・・・一個でも失敗したらまたやり直しやし・・・結構鬱になりましたよ)。
電子書籍などのビジネスは、今は黎明期ということで、色々手探りの所もあるのでしょうけど、ちょっとまじめに調査したらすぐ解決できそうなものですが。
何故バグが発生するのが、どうすれば回避できるのか、発生した場合はどうすれば良いのか、いつまでに解決するのか、といったユーザー目線にたったアナウンスをもっと積極的行ってほしいものです。

DMM自体は、品揃えも豊富で気に入っているだけに、残念でなりません。