東京裁判について2006/08/14 23:28

靖国問題のなかではなはだ困ったちゃんな言動に、「東京裁判は戦勝国による報復的なもので、その結果であるA級戦犯に対する判決を受け入れることはできない」ってなものがある。

確かに戦勝国による裁判なんで、戦勝国の都合で行われたことでしょうよ。それは否定しないが、「だからどうした」って感じやね。

例えば、野球で9回裏フルベース、ピッチャーが投げたボールに対してハーフスイングでバットを止めて、来たボールはボール玉。 このとき主審がハーフスイングを取ってバッターアウト、ゲームセット。バッターは猛烈に講義するが、主審に判定は覆らない。 ゲームセット。

10年経ってそのときのバッターが、「あれはボールだった」といったところで試合の結果は変わらない。

もう結果はでている。敗戦したんだから仕方ない。裁判が正当だったかどうかではない。負けた結果、時の指導的立場であった者たちが裁判にかけられ、絞首刑になった。この結果は変わらない。

東京裁判そのものを否定するって言うのは、「日本は負けてません」って言ってるようなもので、はなはだナンセンス。もはや議論にもならない。

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